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bjam [options] [properties] [targets]
options
「-x」形式のオプションはBjamコマンドのオプションであり、「--name」形式のオプションはBBv2のオプションである。
properties
プロパティを「フィーチャー=値」の形式で設定する。toolsetやvariantのようなimplicitフィーチャーは「フィーチャー=」を省略できる。また、値を複数設定する場合は「,」で区切る。
さらに、「プロパティA/プロパティB」のようにすることで、プロパティAが使用される場合のみプロパティBを設定するよう指定できる。
| プロパティ | 意味 |
|---|---|
| gcc debug | gccでデバッグビルドを行う。 |
| link=static/shared | スタティックライブラリと共有ライブラリを共にビルドする。 |
| gcc/debug/threading=multi | gccでマルチスレッド用にデバッグビルドを行う。 |
| gcc/debug msvc/release | gccでデバッグビルドを、VisualC++でリリースビルドを行う。 |
| gcc/toolset-gcc:flavor=mingw,cygwin | MInGWとCygwinのgccでビルドする。 |
targets
ビルドするターゲットをターゲットIDで指定する。既定ではexplicit指定されていない全てのターゲットをビルドする。
ターゲットcleanは--cleanオプションと同じ働きを持つ。
全てのターゲットを再構築する。
n
デバッグメッセージの出力レベルをnに設定する。
非quiet属性のアクションを表示する(既定)
quiet属性のアクションとアクションのコマンド文字列を表示する
ターゲットの依存関係を表示する
JAMSHELL変数に関するメッセージを出力する
Jamスクリプトの評価内容を出力する
ディレクトリやヘッダファイルの走査結果を出力する
変数の設定値を出力する
変数の展開結果を出力する
字句解析の結果を出力する
プロファイル情報を出力する
YACC(bison)のデバッグメッセージを出力する
依存関係の有向グラフを表示する
ターゲットの更新状態を表示する
n
出力レベルnのデバッグメッセージのみ出力する。
デバッグメッセージの出力を抑制する。
jambase
組み込みのビルドスクリプトを使用する代わりに、jambaseを使用する。
n
n個のビルドコマンドを平行して実行する。
n
ビルドコマンドの実行時間をn秒に制限する。
実際にビルドを行う代わりにビルドコマンドを表示する。
file
ビルドコマンドをfileに出力する。
ターゲットのビルドに失敗したら、他のターゲットのビルドを続行せずに終了する。
var=value
グローバル変数varの値をvalueに設定する。
target
targetとそれに依存するターゲットを再構築する。
bjamのバージョンを出力して終了する。
ターゲットをビルドする代わりに削除する。
外部プロジェクトも含め、全てのターゲットを削除する。
BBv2とBjamのバージョンを表示し、終了する。
ヘルプメッセージを表示し、終了する。
module-name
モジュールmodule-nameのヘルプコメントを表示し、終了する。
module-name.rule-name
ルールmodule-name.rule-nameのヘルプコメントを表示し、終了する。
モジュールの設定に関するデバッグメッセージを表示する。
file
site-config.jamとuser-config.jamの代わりにfileを使用する。
file
site-config.jamの代わりにfileを使用する。
file
user-config.jamの代わりにfileを使用する。
name
ツールセットnameを自動設定して、ビルドに使用する。
unit-testモジュールを利用した単体テストで成功時にも標準出力/エラー出力の内容を表示する。